M07コンセプト組み立てテクニカルティップス(5)

2017年7月14日 < プロポ > EX-RR <サーボ> サーボ関連記事 < ESC > VFS-FR2 <搭載例> M07コンセプト

こんにちは!

M07の組み立て5回目です。今回はEX-RRプロポとRCメカのセットアップをご紹介します。

過去の記事 
M07 Concept 組み立てティップス(1)はこちら
M07 Concept 組み立てティップス(2)はこちら 
M07 Concept 組み立てティップス(3)はこちら
M07 Concept 組み立てティップス(4)はこちら でご覧ください。

※以下のブログ記事の内容はキットの組み立て説明書と手順が異なる場合があります。組み立ては付属の説明書に従って行い、当ブログは参考としてご覧ください。

 

M07CONCEPT KO号もすべての部品とRCメカが組み込まれました。上の写真のようにシャーシを適当な台に乗せてタイヤを浮かせたら、いざ、電源スイッチONです!EX-RR(プロポ)→シャーシ(VFS-FR2)の順にスイッチを入れます。

現行のKO PROPOのRC受信機はアンプの電源ONですぐにLEDが点灯する仕様になっています。もし点滅してしまった場合や点灯してから消灯する場合は、ペアリングができていないのでこちらの記事を参考にペアリングします。また、新品のEX-RRやVFS-FR2ではない場合はVFS-FR2のニュートラル(止まっているトリガー位置情報)がプロポ設定とずれていた場合に、走行用モーターが勝手に回りだす可能性があります。最初にスイッチをONするときは必ず適当な台の上でタイヤを浮かせてくださいね!

≪トラブルシューティング≫

もしモーターが回転してしまった場合 =>一度アンプの電源スイッチをOFFして下のアンプの設定を先に実施しましょう。
アンプのスイッチONしてもアンプのLEDが光らない =>バッテリーからアンプに電気が流れていない可能性があるのでバッテリーを充電し、アンプの接続コネクターなどを確認します。
また、プロポのニュートラル位置とずれている可能性もあるので、下の記事のアンプの初期設定を行ってみましょう。
アンプのスイッチONしても受信機のLEDが光らない =>アンプから受信機に電気が流れていない可能性が高いです。バッテリーとアンプの接続、アンプと受信機の接続を確認します。
アンプのスイッチONしても受信機のLEDが点滅する、または消灯してしまう =>ペアリングが未実施ですので、こちらの記事を参考にペアリングします。

 

プロポのステアリング調整

さて、モーターが暴走することもなく無事に受信機のLEDが点灯、RCメカが起動しました。

キットの指示通りの調整でKO号は少しだけフロントタイヤが右向きになりました。ここでトリム調整してハンドルを真っすぐに調整したくなるところですが、その前にステアリングリバースの確認が必要です。

※この手順を守らずに先にしたのトリムやトラベル(エンドポイント)調整を行うと、リバース切り替え後にもう一度調整が必要になります。新車ではまず最初にリバースの確認を行いましょう

 

ステアリングリバースの確認を行います。

EX-RRのステアリングを右方向に操作した時、KO号はフロントタイヤが左に向きました。ステアリング>リバース機能を切り替えることで簡単に正しい動きに設定可能です。

 STERRING>REVERSEをNORMからREVERSEにします。

ステアリング>リバースを設定したら、トリム調整です。ベンチセッティングでは、サブトリム機能を使用しましょう。

サブトリム … 左右いっぱいにハンドルを切った時のエンドポイントを含め、動作角全体が移動するトリム
トリム … エンドポイントは固定のまま、ニュートラル(中立)のみ動かすトリム

上記のように、もしサブトリムではなくトリムでベンチセッティングしてしまうと、基準位置のニュートラル⇔左右のエンドポイントがバラバラになり操作フィーリングがおかしな感じになります。最初のベンチセッティングでは、必ずサブトリムでニュートラルを合わせます。この時、シャーシ側では多少のガタがありますので、右に切ってからステアリングを戻した時と左に切ってからステアリングを戻した時にどちらからもフロントタイヤがほぼ真ん中に戻る位置になるように入念にサブトリムを設定しましょう。

 

トリム設定が終わったら、エンドポイント(最大舵角)を設定します。

EX-RRのステアリングホイルをゆっくり、右いっぱいに切ってみます。この時、シャーシやサーボホーンの設定により切れすぎになってしまう可能性がありますので、最初はゆっくり切って様子を見ましょう

今回のKO号では、左写真のように右いっぱいまでステアリングホイル切っても少し足らない角度でした。

EX-RRの左手グリップにあるET4を右方向に操作することでステアリングトラベル(左右同時にエンドポイントが増える機能)の設定数値を大きくします。今回、ステアリングトラベルを最大の150まで設定しました。

さらに、ステアリングを切りながらハンドルの上にあるET1を調整し、ステアリングバランスを左右それぞれ増やしていきます。

KO PROPOの送信機は走行中にも素早く調整できるように、プッシュキーを操作してメニューに入らずともトラベルやバランスが調整できるように、実践的に設計されています!

ステアリングのベンチセッティングは以上になります。

≪トラブルシューティング≫

フロントタイヤが真ん中付近にならない =>こちらの記事を参考に取説の手順でサーボセイバーホーンがついているか、確認しましょう。また、プロポのモデルセレクトが使用済みだった場合、以前のシャーシの設定が残っている可能性がありますので、モデルリセットしてみましょう。
エンドポイントの設定で最大に設定してもフロントタイヤが最大に届かない =>トリムの設定を0に戻し、サブトリムでニュートラルを合わせましょう。サブトリムの値がL/R40を超えるようであれば、こちらの記事を参考にサーボセイバーの取付をやり直します。

 

アンプのスロットル調整

続けて、スロットル(アンプ)の初期設定です。設定前に、VFS-FR2の取り扱い説明書もご一読ください。

VFS-FR2の設定をするため、プロポのスイッチはONのまま、アンプのスイッチを切ります。

①プロポのトリガーに触れないように注意しつつ、アンプスイッチの側面にあるSETボタンを押しながら白いスライドスイッチをONします。アンプスイッチの赤いLEDが点灯したらSETボタンを離すと、2回点滅を開始します。この瞬間、VFS-FR2はニュートラル位置を読み込んでいます。

②プロポのトリガーを全開に握って、アンプスイッチの側面にあるSETボタンを押します。この瞬間、VFS-FR2は全開の位置を読み込んでいます。赤いLEDが3回点滅に変わります。

③プロポのトリガーをフルブレーキにして、アンプスイッチの側面にあるSETボタンを押します。この瞬間、VFS-FR2はフルブレーキ位置を読み込んでいます。赤いLEDが4回点滅に変わります。

④バックさせたいとき→プロポのトリガーをニュートラルに戻して、アンプスイッチの側面にあるSETボタンを押します。
 バック禁止させたいとき→プロポのトリガーを全開にして、アンプスイッチの側面にあるSETボタンを押します。
 LEDが点滅をやめて点灯したら、初期設定完了です。

より実戦向きな設定(上級者向け)

上記①のセットアップを開始する前にスロットルトリムをブレーキ側に3~4コマずらしてから初期設定を完了まで進めます。

初期設定完了後に、スロットルトリムを0(ニュートラル)に戻します。

この調整を行うと、プロポのトリガー操作の遊びを減らすことができ、トリガーに触れただけでマシンが前進するようになります。遊びがなくなることで走行中の転がり感が向上し、ニュートラル→前進のレスポンスも上がったフィーリングになります。ただ、運転に不慣れな場合は暴走の危険がありますので、ご注意ください!

≪トラブルシューティング≫

ロポのスロットルトリガーに触れていないのにモーターが回ってしまう =>上記事のアンプの初期設定をします。また、プロポのVR INFO(ボリュームアジャスト)を実施します。
バックしない、ブレーキがかからない =>上記事のアンプの初期設定をします。
スピードが出ない =>アンプの初期設定をします。また、今後の記事でVFSのセッティング変更や電装パーツの装着で解決します!

VFS-FR2の取扱説明書こちらからご確認いただけます。

 

さて、これで基本的なRCメカのセットアップは完了です!
次回はいよいよ、コースでシェイクダウンしたいと思います。
今回もお読みいただいて、ありがとうございました!

 

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