EX-LDT 新型トリガー調整のお話し
2020年6月2日 <新製品> < プロポ > EX-LDT
こんにちは!
本日は発売直後より大変なご注目とご好評をいただいております、EX-LDTのお話しを紹介させていただきます。
長い開発期間を経て先月中旬に発売したEX-LDTは、初回ロットが完売し、ただいま鋭意2ndロットの製造に取り組ませていただいています。初回ロットでお買い求めいただけなかったお客様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくのご容赦をお願い致します。
さて、初回ロットで入手いただけましたお客様からは、「よかった!」ご感想のほかにも、「トリガーポジションがなかなか決まらない」などのご意見も寄せられています。
情報共有の世の中なので、備忘録にもなるKO BLOGでイチ早くご紹介させていただきますね!
1)EX-LDTのレイダウントリガーのメリットはなんですか?
EX-LDTはスロットルトリガーが人差し指の動作とマッチした直線的な動作をすることが従来のトリガー動作との一番の違いになります。
円弧を描く操作をする従来のトリガーに慣れている方は、ブレーキ操作時には自然と押し上げながらひとさし指を開く操作が身についていますが、「どうしてもブレーキを掛け過ぎてしまう」「操作が遅れてしまう」方もいらっしゃるようです。特にRC用ホイラープロポを使い始めたばかりの方は、握れる(前進できる)できるけど、押せない(ブレーキ/バックしづらい)方が多いようです。このように、慣れないとやりづらいトリガー操作の問題点を解決するのがEX-LDTで新採用した [LDT:レイダウントリガー] になります。
EX-LDTでは、こちらの写真のようにひとさし指の直線的な動きで前進/ブレーキを操作します。円弧動作のトリガーに比べて、より指の動作とリンク率の高い自然な操作が可能です。初めてホイラープロポを世に送り出したKO PROPOならではの、新発想を搭載した製品になります。
2)LDTトリガーの操作感を快適にする調整について
ホイラープロポのハンドル操作でも、ステアリングホイルを指先でそっと触る方、しっかり鷲掴みにする方、指の腹を載せる方など、様々な使い方があります。プロポの操作の方法はメーカーが指定するものではなく、いろいろな使用方法ができる選択肢の高い製品を世に送り出すことがメーカーの務めとKO PROPOは考えています。
とはいえ、初見で触っていただいた時になるべく喜んでいただけるように初期設定はしてあります。ただ、手のひらの大きさ、指の長さを人それぞれですので、おすすめの調整手順をご紹介させていただきますね。
①LDTユニットの位置調整
こちらの写真では3段階の調整のように見えますが、LDTユニットは無段階27㎜幅で調整可能です。調整するには写真上の方に見えるドライバー穴に2㎜のHEXレンチを差し込んで固定ビスを緩めることでユニットを移動させます。(詳しくは同梱取説/スタートアップガイドをご覧ください)
POINT1
まずは、LDTグリップユニットとマスターユニットを分離して、グリップユニットだけを握りながら調整します。大まかな位置が決まるまで、作業しやすい状態にした方がいいです。
POINT2
LDTユニットの固定位置ですが、フルブレーキ/バック全開の操作時に指が伸び切らない位置に、すこし余裕をもって合わせましょう。
中立(ニュートラル) ブレーキ/バック
・スロットルトリガーに指先をかけて、指先で前進/ブレーキともに操作する場合は、比較的グリップから遠目の設定になると思います。
・スロットルトリガーとブレーキトリガーの間に指を差し込んで操作する場合には、比較的グリップから近い位置に設定すると操作しやすいです。
POINT3
フルブレーキ操作に余裕をもって届き、前進側の全開(フルスロットル)操作時に指が窮屈にならない位置を探しましょう。実際にRCカーを操作するときには前進もしくはブレーキの操作を常に続けますので、中立(ニュートラル)の位置は実はそんなに重要ではないのです。
②スロットルトリガー/ブレーキトリガーの距離の調整
POINT4
指をスロットルレバーとブレーキレバーの間に差し込んで(指の腹で前進/爪でブレーキ)操作する場合は、広めに調整しましょう。
出荷状態では最も狭い設定になっていますが、最大5㎜まで広げることができます。市販の3㎜ビスとスペーサーでさらに追加することも可能です。従来のRCホイラープロポで操作に慣れている方で、指の腹~第1関節までトリガーに指を差し込んで運転していた方には、こちらのスタイルがあっていると思います。
EX-LDTセットに付属のトリガーパッドを重ねて爪の当たりを調整してもいいでしょう。
POINT4’
スロットルトリガーに指先をかけて、指先で前進/ブレーキともに操作する場合は、ブレーキトリガーは操作時の「すっぽぬけ止め」程度に認識してください。もし、操作時に爪にあたって違和感がある場合には、ブレーキトリガーを外して、スロットルトリガーだけで操作してもよいでしょう。
指の第1関節と第2関節で操作できるこちらのスタイルの方が、RCホイラータイプの操作に不慣れな方でもスムーズに操作できる傾向にあるようです。
③実走行で確認します
調整が終わったら、マスターユニットを取り付けて、RCカーの走行をしながら微調整してください。
格段にスムーズに指が動くようになっているはずです!
今回の記事でも書いていますが、操縦スタイルは人それぞれですので、ご参考、ご共有まで記事にさせていただきました。他のご意見のご紹介も、引き続きしていきますね。
今回もお読みいただきありがとうございました!