近日発売!ARC タイプ4 のお話し
こんにちは!
今回は、ARCシステム タイプ4のお話です。内部電子パーツの終息などの影響により、長らく生産を中止しておりましたARC4ですが、再販売することが決定しました!
ARC タイプ4とは…
RCカーで何人かのライバルと広場などでサーキット風にコースを設置して周回コースを作ると、レースっぽくなりますね。もちろん、抜きつ抜かれつのチキチキレースも楽しいのですが、レースするならレース結果をみて、「○○周目が良かった」とか、「○○周目にミスって○○秒ロスした!」とか、わかるともっと楽しいですよね!
また、本格的なRCサーキットをお持ちのオーナー様であれば、お客様により楽しんでいただくためにも、サーキットに計測システムの導入を検討されると思います。
RCカーに使用できる計測システムは海外製品などがありますが、購入費用は計測機本体が数十~百数十万円、RCカーに搭載する発振機は1万円以上するようです。仲間内のチキチキレースに購入するにはハードルが高いですよね。
ARCシステム タイプ4は本体価格5万円(税抜/ソフトウエア付属)、RCカーに搭載する発振機は1600円(税抜)の、お手ごろな価格で本格的なレース同様の計測ができる画期的なシステムとして2009年に発売されました。
【マネージャーソフト計測画面】
冒頭の説明の通り、内部電子パーツの生産中止に伴いARC4の生産もここ数年できなかったのですが、お問い合わせや再生産をご希望されるリクエストをたくさん頂戴しておりました。なので、新規基板を設計、この秋、ARCシステム タイプ4として再発売いたします!
ARC タイプ4で出来ること
1、周回レースができます
「〇〇周走ったらゴール」の条件を設定することで、スタートシグナルの音で一斉にスタートして、ゴールしたらゴール音を鳴らすことができます。便利なのはスタートシグナルがカウントダウンを始めるまでのタイマー機能がある点です。パソコン操作をする人が不利にならないように配慮した設計です。
2、ベストラップレースができます
「1周を如何に早いラップタイムで回るか?」の形式のレースができます。実車の予選レースによくあるやり方ですね。ウォームアップラップ→ホットラップ→クールダウンの駆け引きも楽しめます。
3、耐久方式レースができます
「〇〇分でいかに多くの周回をまわり、なおかつ早いゴールタイムを記録するか?」のレース形式で、本格的なRCカーレースで行われるレース形式です。レースのスタート方式は、一斉にスタートするノーマルスタートと、第1コーナーのクラッシュを避けるスタッガースタートの2つのモードが装備されています!
4、本格的なラジコンレースも可能です
予選レースや決勝レースの組み合わせは手動で作成する必要がありますが、RCショップなどで開催される本格的なRCカーレース同様の計測が可能です!マネージャーソフト自体は再販前のものと共通のものを使用しますので、自動で組み合わせを作成する機能はありません。しかしながら、お問い合わせの多かったレースの運営方法を取扱説明書に記載しました。こちらをお読みいただくと、予選3ラウンド→決勝レースといったような、本格的なRCレースの運営ができるようになっています!
【レース運営手順ページ】
ARC タイプ4に必要なもの
1、パソコン
ARC タイプ4を動作させるためにはWindowsパソコンが必要です。対応OSはWindowsVista、Windows7、Windows8、Windows8.1、Windows10になります。WindowsXPにつきましては、OS製造メーカーの保証が切れていますので、弊社といたしましても動作を保証いたしかねます。ARC タイプ4とパソコンの接続にはUSBポートが必要です。また、計測ソフトウエア [ARC4 Manager] や取扱説明書はCDで付属していますので、CDドライブが付いている本体が好ましいですね。勿論、パソコンの扱いになれている方はUSBメモリーなどでCDのデータをコピーしてCDドライブのないパソコンでご使用いただくことも可能です。
詳しいパソコンの要件はKO PROPOのホームページをご確認ください。
2、TD-3発振器
TD-3発振機はRCカーに搭載して、受信機の空チャンネルに接続することで特定の電波を発信します。ARC タイプ4はコースに設置したアンテナ線でTD-3の電波を受信して、周回数やラップタイム、ゴールタイムなどを計算します。
TD-3などの発信機を実車レースの世界ではトランスポンダーと言いますので、詳しい方はそのように呼んだり、略して「トラポン」と呼ばれたりします。TD-3には01から20までのコース番号がありますが、ARCタイプ4に対応するTD-3のチップの番号は01から10までになります。1個1600円(税抜)なのですが、お買い得な10個セットもあります。
また、TD-3のチップを買い足しすることで、本体は1台のままでも複数のコースで使用することが可能です。
ARC タイプ4の注意点
○TD-3発信機の11から20までを計測するためには、ARC タイプ4「Bタイプ」が必要です。
○パソコンの環境により、スムーズに導入いただけない可能性があります。最終的にはパソコンの変更などをお願いする場合があります。ご不明な点はサービス部までお問い合わせください。
手軽に1/1000秒単位の計測ができるARC タイプ4はまもなく発売開始です。ご期待ください!
今回もお読みいただき、ありがとうございました!