ARCでお手軽レースのお話(1)

2017年9月27日 < ARC > ARC Type4

こんにちは!

先日の記事ではM07コンセプトのテクニカルティップスを連載し、M07KO号はご機嫌に走るようになりました。さらに速いマシンを目指すには、タイム計測して、数値の結果を確認することが有効です。また、競争できるライバル(好敵手)がいれば、コースを施設してレースがやりたくなるものです。

KOPROPOの製品ラインナップには、RCカーのタイム計測に最適なARCシステム タイプ4という計測機器があります。ARCは、計測を行うRCカーにTD-4(発振器)を搭載して、コースに設置したアンテナで発信機の電波を受信することにより計測を行います。お使いのパソコン(Windows)のUSB端子にARCを接続し、計測ソフトウエアをインストールするだけで、手軽に1/1000秒単位のラップ計測が可能です。また、10台までの同時計測が行えますので、簡単なレースを行うことも可能です。今回より、ARCを使用して「仲間でワイワイ♪」の走行会を行う手順をご紹介したいと思います!

ARC4の「練習モード」では計測を続けてラップタイムを確認することもできますし、レースの設定を登録すれば周回レース、ベストラップレース、耐久レースなど様々な形式の本格的なレースを行うことができます。

 

ARC4を使用するには別途ご用意いただきたいものがあります。

1)TD-4(ARC4専用発振器)

タイム計測専用のトランスポンダーTD-4(RCカーに搭載する発信機)は別売になります。TD-4は非常に小型で軽量です。上の写真にように長さは500円玉同等で、重さは1円玉同等のたった1gですので、搭載位置に困ることなくご使用いただけます。また、価格も非常に安価です。

No.01、No.02、…No.10の10種類があります。この番号はARC4マネージャーソフトでのコース番号になりますので、ライバルとレースする場合は番号が重ならないように気を付けましょう。通常、2~3種類ずつ持っていれば、もし番号が重なってしまってもかわせると思います。

旧製品となりますが、TD-3も使用可能です。

TD-3はTD-4より大分大きく、エントリーチップという部品を交換することで番号の変更が可能でしたが、エントリーチップ単価がTD-4単価とほとんど変わらないので、これからそろえる場合はTD-4のほうが断然おすすめです。

さらに旧製品のTD-2/TD-1もありますが、それらは発信出力が弱いので、ARC-4では使用できません。

 

 

 

2)Windowsパソコン

Windows7以降のOSを搭載したWindowsパソコンが必要です。安価なもので充分ですが、要件はコチラのリンク先でご確認ください。(XPやVistaは動作する可能性もありますが、保守終了OSで万一動作しない時に手が出せません。動作保証いたしかねます。)また、A-BタイプのUSBケーブルもご用意ください。USBケーブルは安価の物でOKです。

3)コーナーパイロンやアンテナ設置のためのガムテープなど

ご使用状況に合わせて適宜、ご用意ください。設置要件があります。
要件はARC4マネージャーの説明書に記載してありますが、このブログでもご紹介していきますね。

 

さて、次回より数回に分けてARC4を使用したお手軽レースの様子をお伝えしていきます。
パソコンのインストールやアンテナの設定など、一見、難しそうに思える部分を解説することで、お読みいただいた方が「簡単そうだな、やってみようかな?」と思っていただければ幸いです。

それでは、今回もお読みいただいてありがとうございました!

 

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