VFS-FR2PRO コンデンサー搭載のお話
2017年10月18日
こんにちは!
今回は11月下旬に新発売となります、VFS-FR2PROのマシン搭載のお話です。
付属のアルティメイトコンデンサー35vを取り付けることで加速パンチがアップします!
VFS-FR2にも有効ですので、ぜひご参考になさってください。
VFS-FR2PROは、ご好評いただいていますロングセラーVFR-FR2の各ケーブルをブラックとし、ブラックアルマイトのヒートシンクを装備、トップケースにメッキ処理を施すことで精悍なイメージになっています。また、アルティメイトブースター2をバック走行可能な配線で取付済みとし、間違えやすい配線を済ませた状態で出荷されます。
VFS-FR2PROではタミヤグランプリレギュレーションで使用することを念頭に置いたスペシャルセッティングがインストール済みですので、箱だしの状態でも、初期設定を済ませるだけでパワフルに走行することができます。さらに付属のアルティメイトコンデンサー35vを装着すると、コーナー立ち上がり時のパワーを1段増しに増強することができます!
VFS-FR2PROにアルティメイトコンデンサー35vを取り付けて最高のパフォーマンスを引き出すための留意点を紹介します。
1)準備するもの
・ハンダ付けするので、40w以上のハンダゴテ / 糸ハンダ
・アンプを固定するための、バイス(100均のものでもOK)またはクリーニング粘土
・市販の両面テープ(RCメカを搭載するときに使うものでOK)
・ハサミ、ニッパーなどの基本的な工具
・充分な時間(焦ってやらなければいけないときは避けて下さい。ケガ、ヤケドします)
2)適正な搭載位置を決めます
メカスペースに一度仮止めして、大体の配置を決めます。今回の制作例はタミヤTB-04ですが、アルティメイトコンデンサーの搭載位置はVFS-FR2PROの真上に取り付けるとすっきりしそうです。バッテリーコネクターやモーター配線が余裕をもって届くかを確認しましょう。もし届きそうにない場合は、搭載向きなどを再検討します。
3)一度VFS-FR2PROをマシンから下して、アルティメイトコンデンサを取り付けます。
コンデンサの白い帯があるほうがマイナスになります。逆接すると新品のコンデンサがいきなり使用不能になりますので、ここは慎重に、ダブルチェックしてくださいね。大体の位置が決まったら、コンデンサーを市販の両面テープでVFS-FR2PROの適当な位置に固定します。
コンデンサの足ピンにもバッテリーの電圧が来ます。もし、バッテリー接続中にボディピンなどを落としてしまい、バチッとショートすることを防止する意味で、付属のチューブを適当な長さにカットしてから取り付けておきましょう。今回の搭載では20mmx2本でカットして取付けました。
4)極性に注意して、半田付けします
繰り返しになりますが、コンデンサーの帯があるほうがマイナスです。バッテリーコネクターの赤いマークが無いほうのコードにコンデンサーのマイナスを配線します。プラスは配線済みのアルティメイトブースター2の赤いコードの上に半田付けします。
ハンダゴテを用意し、充分に加熱しましょう。この間にコンデンサーの足を写真のように曲げて、余分な足ピンはニッパーでカットしてください。今回の搭載では、プラス側の足ピンを3mmカットしました。
ハンダ付けの際に基板を温めすぎるとVFS-FR2にダメージを与える場合がありますので、できるだけ手早く作業を済ませます。パターン(コードを半田付けしてある基板の配線部分)全体を溶かす必要はありません。コードの先端に乗せてやるイメージで十分に効果を発揮します。
5)マシンにアンプを固定し、配線を結線します
今度は両面テープをしっかり使って、VFS-FR2PROをマシンに固定します。スイッチやサーボリード(受信機への配線)が真っ黒なので、目立たなくていいですよね! スイッチのプッシュボタンは初期設定やICSセッティング変更の際に使いますので、押せる位置に固定しましょう。
6)初期設定をして、動作確認をします
取扱説明書をよくご確認いただき、初期設定します。このとき、万一に備えて、設定時にはタイヤを浮かせて行ってくださいね。
アルティメイトコンデンサー35vは素子の特性上、ある程度使用すると劣化してしまいます。大事なレース前などでマシンのオーバーホールを行う際には、RCメカをシャーシから下したついでにコンデンサーも交換しておくと、気持ちよくレースに臨めると思いますよ!
長文になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。コンデンサーをVFS-FR2PROの横に取り付ける場合も基本的な作業手順は一緒ですので参考になさってください。付属のシールはお好きな位置に貼ってご使用下さいね。
今回もお読みいただいて、ありがとうございました。