フェイルセーフの設定

2013年3月22日 < プロポ > EX-1 KIY <受信機> KR-413FH

今回はEX-1の受信機のフェイルセーフ設定を紹介します!

KO PROPOの受信機には、通信トラブルがあった場合にマシンを停車させる為の『フェイルセーフ』という安全機能がついています。受信機が自分で判断してマシンを止めますので、万一の通信トラブルの時でもマシンの暴走を防ぐことができます。
大切なマシンを守るために、フェイルセーフは必ず設定しておきましょう。

[1] 電動カーでバックなしのアンプの場合

フェイルセーフをフルブレーキにセットします。
(バック機能をキャンセルしたバック付きアンプもこちらの方法で設定します)

①まずはアンプのセットアップを終わらせて、アンプに送信機のトリガー動作を覚えさせます。セットアップ方法は搭載しているアンプによって違いますので アンプ付属の取扱説明書に従ってください。

②EX-1とアンプのスイッチがONのままでEX-1のトリガーをフルブレーキにして、受信機のSET-UPボタンを押して少し待ちます。


③長押しして約1秒待つと点灯していたブルーのランプが消えますので、SET-UPボタンを離します。

 消えたら離します

 
消えていたブルーのランプが再点灯したらフェイルセーフの設定は完了です。簡単です!

④動作を確認します。
ご使用のアンプがLEDランプなどで状況の分かるものでしたら、EX-1のスイッチをOFFしてみます。フルブレーキに入った表示がでればOKです!
 もしアンプの説明書が手元になくてブレーキかどうか分からなかったり、ご使用のアンプにランプなどで動作を確認する機能がないという場合には、以下の方法でステアリングサーボを動かして動作を確認しましょう。

本日の小技紹介①!

 受信機コネクターのサーボとアンプの接続位置を替えます。
トリガーでステアリングサーボを動かして動作を確認できるようにします。

①一度アンプのスイッチをOFFにして、受信機の配線を入れ替えます。
通常は サーボ⇒ch1/アンプ⇒ch2と配線しますが、ここでは 上の写真のように
サーボ⇒ch2/
アンプ⇒Bと配線します。 

②サーボが大きく動作するかもしれないので、リンケージロッドを外しておきます。
 

③EX-1⇒アンプのスイッチをONします。ステアリングサーボがスロットルトリガーで操作できる状態になっていますので、トリガーをニュートラル→フルブレーキに操作してみます。

この作例では、ニュートラルの時は垂直だったサーボが、フルブレーキに操作したときには 向かって左側に動きました。もしサーボホーンが周りのパーツにぶつかってしまったら、無理に動かさずにそのパーツを避けるように部品かサーボを外して確認しましょう。

④フェイルセーフの動作を確認します。トリガーはニュートラルに戻してからEX-1の電源スイッチをOFFにしてみます。 先ほどのフルブレーキと同じ位置にサーボが動いたら正常に設定完了です!

安全のためにタイヤを外すなどして、走らないようにしてから確認してくださいね。

⑤確認できたら、入れ替えた受信機の配線をサーボ⇒ch1/アンプ⇒ch2に
戻しておきましょう。

外したリンケージロッドやパーツも装着します


[2] 電動カーでバック付きのアンプの場合

フェイルセーフをニュートラルにセットします。バックつきアンプでブレーキ側に設定してしまうと、状況によってはフェイルセーフに入ったラジコンカーがバック全開で走り去ってしまうかもしれないからです。

①まずはアンプのセットアップを終わらせて、アンプに送信機のトリガー動作を覚えさせます。 セットアップ方法は搭載しているアンプによって違いますので アンプ付属の取扱説明書に従ってください。

②EX-1とアンプのスイッチがONのままでEX-1のトリガーをニュートラルにして、受信機のSET-UPボタンを長押しして少し待ちます。
 ニュートラルとはトリガーを操作していない中立の位置のことです。
トリガーに指を掛けずに何もしないで設定すると簡単です。

③長押しして約1秒待つと、点灯していた受信機のランプが消えますので、SET-UPボタンを離します。
ランプが再度点灯したら、設定完了です! 

④動作を確認します。
LEDランプなどでアンプの状況が分かるものは、設定完了後にEX-1のスイッチだけをOFFしてみます。ニュートラルに入ったままの表示がでればOKです!
アンプのランプなどで動作が確認できない場合は 、上記の小技紹介①で確認しましょう。

[3] エンジンカーの場合

フェイルセーフを軽くブレーキが効く位置にセットします。
フルブレーキに設定する方もいらっしゃるかもしれませんが、サーボはフルブレーキの状態で長時間ホールドしてしまうと過負荷状態が続いてオーバーロードになります。サーボが破損してしまうリスクを考えるとブレーキが少し効く程度の位置に設定することをお勧めします。

①シャーシキットの取扱説明書にしたがってリンケージを済ませます。


②EX-1と受信機バッテリーのスイッチをONして、EX-1のトリガーを適度なブレーキ位置にホールド(固定)したまま、受信機のSET-UPボタンを長押して設定します。

本日の小技紹介②!

「ブレーキが少し利く」という中途半端な位置にトリガーを指でホールドし続けることは難しいですが、THトリムをずらせば簡単にできます! THトリムをブレーキ側にカチカチ操作してフェイルセーフに設定する位置までトリムを移動しましょう。その状態のままフェイルセーフを登録すれば完了です!

こちらの作例では「B15」までずらしたときがイイカンジに軽いブレーキが利きました。サーボが小さな音でヴィーとなく程度を目安としましょう。適当な設定値はシャーシやリンケージの状態によって違います。ブレーキの効き具合の感触をみながら 適度なところを設定してください。

③約1秒待つと、受信機のブルーのランプが消えますので、SET-UPボタンを離します。
ランプが再度点灯したら、設定完了です! 
THトリムをずらしてセットした場合は、トリムを元の位置に戻すことを忘れないようにしてくださいね。

④動作を確認します。受信機の電源はONのまま、EX-1のスイッチをOFFしてみます。スロットルサーボが設定したブレーキの位置にに入っていれば、設定完了です。

以上でフェイルセーフの設定が完了しました!

コースの電波状態によっては通信トラブルになることも0ではありません。
特に何十人も同時に通信している状態では、電波がかなり混雑していて危険な状況です。
安心してラジコンを楽しめるよう、フェイルセーフ機能は必ず設定してください。

今回もお読みいただいて有難うございました!
次回はKR-212FHGジャイロ機能の使い方です。

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