レスポンス調整について
こんにちは!
今回はEX-1のレスポンス調整について紹介します。
EX-1はADV、HIGH、NORMの3段階のレスポンスモードがSTとTHそれぞれ個別に設定可能ですので使い勝手がよく、変えたい部分だけ設定変更することができます!
どういうときに設定を調整すればいいのか、また、設定を変更しても違いが分からないといった問い合わせをお受けすることがありますので説明しますね。
まず、EX-1は工場出荷段階ではSTもTHも”HIGH”に設定されています。
3段階の真ん中になっているということです。レスポンスモードの違いは一言で言えば「速い/遅い」なのですが、動きとしては
”HIGH”にくらべて”ADV”は、よりリニアな動作をします。
”HIGH”にくらべて”NORM”は、アグレッシブな操作が出来ます。
思っていたイメージと違う!方も多いかと思います。
具体的な使用例を元に、説明しますね。
まずはST(ステアリング)についてです。
ハンドルを「ちょちょっ」と切って、レーンチェンジをしたいときに思った以上に動いてしまうときや、中/高速コーナーで少ない柁角量からの切り足しをしてインに寄せるときにリニア感がもっと欲しいときにはステアリングのレスポンスモードを”HIGH”→”ADV”に変更しましょう。
操作は【初期画面】>DBT4>”Response” >ENT>”STEERING"です!
レスポンスモードを”ADV”に変更すると、信号の転送速度が速くなります。細かな操作に対しての追従性があがりますので、細かい操作変化を次々とサーボに指令し、よりリニアな操作が出来るようになるのです。
「右→左の切り替えしのコーナーがあったときに2つ目のコーナーで反応をよくしたい!」 ときに、レスポンスモードをADVにすると余計にマッタリすることがあります。この場合は、逆に”HIGH”→”NORM”に変更しましょう!
レスポンスモードを”NORM”にすると信号は遅くなりますが、次々と発射されている次の信号が指令されたときに、送信機の操作はHIGHに比較して大きく変化していることになります。この効果により、車の動きとしてはよりアグレッシブなハンドリングを実現します。
本日の小技紹介!
「リニア感も最高なままで、スパッと切り込み感も欲しい!」際にはレスポンスモードは”ADV”のまま、ステアリングカーブを+20ぐらい、設定してみてください。個人的には結構いいと思ます。
【初期画面】>ENT>”Steering”>ENT>”Curve”
他にもパンチやターンスピードなどたくさんの機能がついているので、是非活用しましょう!
但し、やりすぎ注意です。機能を組み合わせて使いすぎると迷うので戻すことも時には必要です。
次はTH(スロットル)についてです。
トリガーを握り始めからちょっとだけの幅で繰り返し操作したときに「ツキがわるい(反応が遅い)」 場合は”ADV”に設定します。
操作は【初期画面】>DBT4>”Response” >ENT>”THROTTLE"です!
但し、走行中で一気にトリガーを握って全開にしたときにエンジンが息継ぎしたり、EPカーでも直線の入り口でスロットルを握ったときにモヤッとした感じの加速をする場合は信号が速過ぎてエンジンやモーターの反応を超えてしまっている場合です。このときには逆に”NORM”を設定します。
この機能はレーススタート前のウォームアップランで「セッティングをしくじった!」時にも使えます。
例えばタイヤ選択をミスしてハンドリングに軽快感がないときやバッテリーの選択ミスでパワー感が足りないときに、レスポンスモードを変更することでいつもどおりの好みのフィーリングを再現することができます。
グリッドに並べる前にプロポを操作するだけですので、是非覚えておきましょう!
今回もお読み頂きありがとうございました!
次回はトラベルオーバーライドについてです!