VFS-FR2セッティングのお話(4)電装パワーアップ!
こんにちは!
本年もよろしくお願いします。
先日、弊社サービス部へのお問い合わせで「以前、VFS-FRにショットキーを取り付ける方法の紹介がKOPROPOのホームページであったと思うのですが、VFS-FR2でも可能ですか?」とのお問い合わせを頂戴しました。もちろん可能です!今回は、その原理を紹介します。
ショットキーダイオードは必要?
ショットキーダイオードは、モーター駆動効率アップとアンプの破損防止の電装パーツです。
RCカーのモーターとバッテリーの組み合わせは、パワフルで大電流を流すことになります。ブラシモーターの特性として、回転時にサージと呼ばれるパルス性の高電圧のノイズがどうしても発生してしまいます。このノイズはアンプ内部のFETというトランジスタに影響して、多かれ少なかれ効率を低下します。ハイパワーモーター使用時には発熱などの症状がひどくなり、最悪の場合、 FETを破損します。540などのノーマルモーターでも、ショットキーダイオードを使用するとノイズを除去しますので、E.S.Cを守り同時に、モーター回転の効率をアップするのが、ショットキーダイオードの働きです。 つまり、確実に無いよりあったほうがいいです!
アルティメイトブースター180A
No.45519 ¥5,000(税別)
こちらの商品はショットキーダイオードと電子パーツが基板に実装されているタイプで、さらに効率アップの効力が高く得られます。
ショットキーはバックできない?
さて、ショットキーダイオードは前進のみの仕様のE.S.Cに使用することを前提に開発され、モーター端子に半田付けして使用するつくりになっています。もし、モーターにダイレクトに配線してバックさせるとショットキーダイオードまたはアンプが破損してしまいます。
上の図は電気の流れの模式図です。実際に配線が付け替えられるわけではないのですが、電気の流れとしてはモーター(+)にマイナスが流されることでバックするので、ショットキーには逆電流 が流れてしまいます。
そこでモーター(+)に配線するはずのショットキー(+)をバッテリー(+)に配線をします。
すると、前進の時にはショットキーには正常に(+)の電気と(-)が流れます。
また、バック走行の場合にはショットキーの両方に(+)がかかりますので逆電流になりません!
ショットキーを取り付けるときにはVFS-FR2のコードの根元にハンダ付けすると簡単です。ただし、ハンダゴテは大変高温になりますので、やけど等には十分ご注意くださいね!
今回もお読みいただき、ありがとうございました。