ダンシングライダーのお話

2018年1月6日 < プロポ > EX-2 <サーボ> サーボ関連記事 < ESC > VFS-FR2 <搭載例> ダンシングライダー

こんにちは!

今回は話題のタミヤさん新製品ダンシングライダーのRCメカ搭載のお話です。

ダンシングライダーはタミヤスターユニットシリーズ最新作で、なんといっても3輪バイクであることが一番の特徴です。コーナーをリーンインして駆け抜ける走行シーンは4輪にはない楽しさがありますね。

さて、そんなダンシングライダーはタミヤさんの丁寧な取扱説明書のおかげで組み立ても簡単、相当ミスしなければよく走るのですがスターユニットのRCユニットを搭載することを前提に説明書が書いてあるので、KO PROPO製など一般のRCユニット搭載時には「どうやったらきれいに配線できますか?」という、少し困ってご質問をされるユーザー様がみられました。

ここはひとつ、KO PROPOでも1台組み立ててみたいと思います!

 

(1)RCメカのチョイス

シリアスレースモードやりたい方にはハイエンドのEX-RRをオススメしますが、このモデルは雰囲気を楽しむ、仲間でわいわいのRCなので、プロポはEX-2スタンダードセットをチョイスしました。
お好みでEX-2セレクトパック1でもOKです。セレクトパック1はハンドルが下がっているノーマルエクステンションユニット付属になります。

サーボはユーザー様のセッティングアドバイスをした経験から、機敏に動かないものの方がよかったのでパワータイプのPDS-2514-Power M.Gをチョイスしました。ダンシングライダーはクラッシュの負荷が大きくないので、プラスチックギヤのPDS-2504-PowerでもOKなのですが、金属ギヤのほうが実車感のある操縦がしやすいと思います。

ESCはVFS-FR2にします。VFS-FR2 PROにすると配線が黒くなってよりすっきり見えると思います。

 

(2018.01.10追記)
後日、動作確認においてVFS-FR2の工場出荷設定のままで、ダンシングライダー付属の電池ボックスと単3型バッテリーを使用した場合、リポセイバーが作動してしまうことがわかりました。VFS-FR2の設定を変更することで対応可能です。こちらの記事で解決方法を記載しています。(※走行用バッテリーに6.6vリフェまたは7.4vリポを使用する場合は、設定変更は不要です。)

 

(2)サーボ搭載のポイント

取扱説明書のサーボステーの取り付けの項目で私が少し困った点があります。

A1の向きとB11スペーサーの使用する/しないを左の挿し図を参考にして決めるのですが、初見ではサーボの耳たぶから上端までの寸法を指示されているように受け取ってしまって「どういうこと??」とうまく理解できませんでした。

よくよく挿し図を観察して、寸法線が指し示す場所は下の写真の寸法でした。

ということで、PDS-2500シリーズを搭載する場合は、B11スペーサーありで組むと指定寸法になりました。今回の作例では10mmです。
(左の写真では足りてないように見えますが、遠近法の問題で、実際にはピッタリです。)

 

さて、取扱説明書のサーボステーの取り付けの中央下部の指し図では「★サーボを中央に取り付けます。」とあります。

左の写真はサーボ取り付けビス4点のうち、2点だけ締めている状態です。「ビスは対角に締める」が基本なのですが、EPカーではサーボのグロメットを使用しないので4mm穴に3mmビスを占めることになり、中央に位置決めしずらいですね。

基本を逸脱しますが写真のように、先にサーボの位置に注意しながら両端を締めることでサーボの位置を決めたのちに残りの2本を締め、最後に先に締めた2本を締めなおすと位置が出やすいです。

また、KO PROPOではこの隙間を埋めるサーボタブスペーサーというオプションパーツもあります。
タブスペーサーを使用すると、サーボをがっちり固定できます。

 

 注)PDS-2500シリーズにサーボタブスペーサーを使用する場合、サーボの耳タブ穴に入らない場合があります。その際は耳タブ穴をボディリーマーなどでさらって、C面取り、穴径調整します。

 

 

取扱説明書のラジオコントロールメカのチェック項目では、スターユニットのRCメカの挿し図になっています。
説明書には記載ありませんが②と③の間で、VFS-FR2の受信機配線をKR-241FH受信機の2番に、PDS-2514の配線を受信機の1番に差し込んでくださいね。

サーボホーン用ビスはPDS-2514の場合は下写真の3x10mmビスになります。

Q1またはQ3の選択は、KO刻印のあるQ3を使用します。サーボに取り付けるとき、ギザギザ部分がきついと思いますので、下の中央写真のようにサーボホーンユニットを組み立ててしまってから、下の右写真のようにビスで絞めていくと簡単に圧入できると思います。この時、サーボホーンが説明書の位置につくように注意しましょう。

 

(3)受信機、ESCの搭載

取扱説明書のRCメカの取り付けでは、説明書下図の《ESC、受信機タイプ》を参考に搭載を進めます。

ESCと受信機を合わせたサイズが70㎜以下になるように指示がありますが、KR-241FH受信機とVFS-FR2の寸法合計は55mmでしたのでこのまま問題なく積めそうです。

RCメカを並べて搭載するときは、それぞれを両面テープでくっつけてから搭載位置に固定すると小石の侵入を防ぐことができ、衝撃に対しての強度も上がります。

 

 

 

 

指定の位置に固定してから、配線を束ねていきます。

メカデッキの寸法ぴったりですので、ESCの電源スイッチはシャーシ下部に両面テープで固定することにしました。ユーザー様のダンシングライダーで、スイッチをメカ上部に固定した結果、ボディを外さないと操作できない状態になったとお聞きしたことがあるので、下につけたほうが良いみたいです。

上写真の感じで配線しました。PDS-2514のコードは長さぴったりです。このサーボのコードに這わせて、VFS-FR2のコードは2点でストラップ止めしました。2点止めすることで、コードの流れにうまく沿わせてスッキリ見せることができます。モーターコネクターを接続し、余分なコードをモーターマウントの上でこちらも2点止めしています。この時、ダンシングライダーの特徴でもあるリヤステアが動作したときに突っ張らないように余裕を持たせています。バッテリーのコードはモーターのコードに沿わせて、フレームに位置決めしました。このバッテリーコードの位置決めは、ストラップを緩めにして抜き差しが楽なようにしておきました。

 

(4)サポートアーム、ボディなどの干渉をチェック

全てのパーツを取り付けながら、配線と可動パーツ、ボディの干渉がないかチェックします。ここでは、未塗装のボディで確認しました。

 

バッテリーのコネクターが当初の位置ではボディに干渉してしまったので、フレーム上部に移動した点と、アンテナが長くてボディ内部に収まらなかったので、アンテナパイプを短くカットしました。アンテナのコードはカットすると受信感度が著しく低下するので厳禁です!

 

さあ、以上でダンシングライダーの組み立てが完了です。ボディとドライバー人形を塗装したら、レッツダンシングです!

今回もお読みいただいて、ありがとうございました!

(2018.01.10追記)
後日、動作確認においてVFS-FR2の工場出荷設定のままで、ダンシングライダー付属の電池ボックスと単3型バッテリーを使用した場合、リポセイバーが作動してしまうことがわかりました。VFS-FR2の設定を変更することで対応可能です。こちらの記事で解決方法を記載しています。(※走行用バッテリーに6.6vリフェまたは7.4vリポを使用する場合は、設定変更は不要です。)

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